【霧ヶ峰】鷲ヶ峰ひゅって宿泊 ~山で食べるフレンチ
2月の霧ヶ峰ハイキングにて、念願の鷲ヶ峰ひゅってに宿泊してきました。全てが、私のツボ!!で必ず再訪したい場所になりましたので、その記録です。
- 鷲ヶ峰ひゅって概要とアクセス 〜全5室、6名定員のオーベルジュ
- □霧ヶ峰・鷲ヶ峰ひゅってへのアクセス
- 鷲ヶ峰ひゅっての宿泊料金
- 鷲ヶ峰ひゅって宿泊日記
- 八島湿原散策や霧ヶ峰ハイキングにオススメ
- 鷲ヶ峰ひゅっての感想 再訪したい!
鷲ヶ峰ひゅって概要とアクセス 〜全5室、6名定員のオーベルジュ
霧ヶ峰高原、八島湿原の入り口に立つ山小舎ですが、登山時に山で宿泊する「山小屋」とは全く趣が異なります。お風呂があり、食事はフレンチがコース料理で提供され、シャンソン音楽が流れるお洒落な雰囲気は、ほとんどホテルと言っても良いのではないでしょうか。
▲看板もお洒落
フランス料理の修業をしたオーナーが作るお料理はとても美味しく、これが食べたくて今回の山行を計画しました。
定員6名とホームページには書いてありましたが、お部屋の数からすると8名くらいは宿泊できそう。ですが、人数をしっかり区切っているのかわかりません。
ご夫婦で営まれているお宿なので、お料理がしっかりサーブできる人数、ということで定員を設けている・・・と、以前読んだ雑誌に書いてありました。人見知りで直接質問できず・・・笑
□霧ヶ峰・鷲ヶ峰ひゅってへのアクセス
都内から鷲ヶ峰ひゅってへのアクセス方法は以下の3つが考えられます。
①新宿から特急あずさで茅野駅へ。茅野から路線バスで車山高原へアクセス
(そして、鷲ヶ峰ひゅってまでハイキング)
②新宿から高速バスで上諏訪へ。上諏訪からタクシーにて八島ビジターセンターへ
※鷲ヶ峰ひゅってで予約してもらうと、普通にタクシーに乗るより500円程度安く乗れます。
上諏訪~ひゅって間はタクシーで通常4500円ですが、ひゅってに連絡してタクシーをお願いすることで4000円になります。車山肩の場合は5500円でした。
③車(レンタカー)利用
私たちは②の上諏訪駅まで高速バス、そこからタクシー(往路車山肩下車、復路八島ビジターセンターより乗車)の方法で行きました。3人以上ならレンタカーの方が安そうです。
鷲ヶ峰ひゅっての宿泊料金
宿泊料金は、2~3名1室利用で一人12,800円(2019年3月現在)です。冬季は暖房費として別途800円必要になります。
こちらは一般的な山小屋とは異なりますし、温泉ホテルとも違うので単純比較はできませんが、コース料理が食べられて、定員6名のお宿ということを考えると安くないですか??
その他に考慮する費用はお酒代ですね。お部屋で飲む用に・・・とリュックに入れてお酒を持ち込むのは禁止です。お食事の際にひゅってで注文するのみとなります。いつもホテルのお部屋で飲んでしまう私ですが、ビール等でお腹いっぱいになるとお食事を堪能できなかったと思うので、お酒持ち込みなしで良かったです。
鷲ヶ峰ひゅって宿泊日記
□お部屋 こたつがあって和む
2019年2月23日(土) 私は霧ヶ峰にいました。
霧ヶ峰からの残雪ハイキングを楽しみ、八島湿原を抜け、15:30、念願の鷲ヶ峰ひゅってに到着!
ドアの前でトレッキングポールを畳んだりしていると、ひゅっての奥様がドアを開けてくださりました。中が暖かい・・・(じーん)。玄関で靴を脱ぎますが、まず驚いたのはスリッパがあります。本当にお宿だなあと、(感想は浅いですが)少し感動。
▲お洒落なひゅって内部
チェックインを済ませ二階のお部屋へ案内していただきました。
散らかしてしまったので写真はないですが、畳敷きの和室で、真ん中にこたつがあり暖かく過ごせました。お布団は自分で敷くタイプです。
こたつに入り、お部屋でお菓子とお茶をいただきまったり。
▲茶器もいちいち可愛くて女子ゴコロをくすぐります。
湿原側のお部屋、山側のお部屋と、予約時に選べるようになっているのですが、予約時は湿原があることさえ知らなかったため、とりあえず山側のお部屋を予約。ということで、部屋の窓からは南アルプスが見えました!
夕暮れ時には稜線に光が集まりとてもきれいでした。
お部屋にはタオル、ボディソープ、シャンプー、リンスといったアメニティも!
このボディソープがハーブのような清涼感のあるとってもいい香りでまた幸せ度が増します。「記念にお持ち帰りください」とのことで、ありがたく持ち帰りました。
自宅でタオルを使うたびに山旅を思い出せて幸せです。
□館内設備 お風呂、山の本やボードゲームも
お部屋でゆっくりした後は、お風呂に入ります!
温泉ではないものの、山の宿に、お風呂が、ある。お風呂のある山小屋って少なくはないですが、「本当に?!お風呂あるの?」とつい聞き返してしまいます。自宅のお風呂のような感じで一人ずつ入りますが、なんとなく雰囲気が高原の別荘のお風呂に入っているような感覚になります。窓の外には山並みが見え、私が入浴時に丁度日没になったため、マジックアワーを湯船につかりながら眺められました。至福。
因みにバスタオルもありました!わざわざリュックにタオルを入れて持ってこなくていいというのはポイント高いです。この時点でやはり山小屋ではなくホテルレベルです。
さて、今回宿泊した際は私達を含めて3組6名の宿泊客でしたが、その人数だけなのでとっても静かです。お風呂に入った後は談話スペースで本を読んだりして過ごします。暖炉もあり、落ち着ける雰囲気です。
▲山と渓谷がずらーっと、発行号ごとにきちんと並べられている談話スペース
オセロやチェスもありました。夕食後はオセロ勝負しました。
□鷲ヶ峰ひゅってのコースで出てくるお夕食
鷲ヶ峰ひゅっての夕食は1回、宿泊客全員が一緒のテーブルを囲みます。
こちらがその大きなテーブルですが、今回2名×3組の宿泊客。それぞれの座る位置がちょっとずつ離れていて、適度な距離感で会話もできる、そんなテーブルでした。
部屋の内部から食事スペースをみるとこんな感じです。窓側にあるので、開放感があり、特に朝は明るかったです。
テーブルの真ん中には面白い動くオブジェがありました。センスいいな~。
フロントデスクの黒板に夕食メニューが書いてあり、時間前から期待が高まります。
まずはドイツのビールと白ワインで乾杯!
結構お高めですが、量があるし美味しいのでこのビールは外せないでしょう。
そして前菜から。最初のお皿はスモークサーモンのマリネ。
スモークサーモンの下にマッシュポテトが隠れていました。
おいしい~!お皿はノリタケでしょうか。かわいい。
▼ちょっとぼけてますが・・・
エスカルゴとチーズ、合わないわけがないですね。サクサクのパンと一緒にいただきました。
トマトのスープ
トマトのポタージュって珍しいですね。これも美味しいです。私は2杯目のワインをオーダー。グラスワインも数種類あり、選べるのが嬉しいです。
若鶏の和風ソース、ライス、サラダ
ポテトでできた何かが乗っており、芸術的に盛り付けられていました。こういった盛り付けって、外食、、外できちんと食事している感じがしてテンションあがります。「和風」とありますが、フレンチといっても食べ慣れないお味ではなく、美味しく完食いたしました。
旦那さんがビール1杯飲んでいる間に、私はこの後赤ワインを注文し、ゆっくり食べてお酒も楽しめました。
そして食後にクレーム・オ・ショコラとコーヒー
ムースのような柔らかい生地で、これも完食。おいしい・・・。
食後はオセロをしたり山雑誌を読んだり、外に出て星空を眺めて過ごしました。
▲外は寒いけど綺麗に北斗七星見えました!
□クロワッサンと卵料理、紅茶の朝食
翌朝、前日と同じお席で朝食をいただきます。
こちらで焼いている(つまり焼き立ての)パン、ママレード、ハチミツ、バター。そして絞たてジュース。この日はその他にスクランブルエッグ、ソーセージ、ボイルしたキャベツとチーズでした。そしてポットいっぱいの紅茶がつきます。あたたまります。
紅茶がたっぷりいただけるので、食後も紅茶タイムでゆっくり過ごせます。
マナーハウスに泊まっているのかしら?と、優雅な気持ちに。
厳しい山行ではないので、朝ゆっくりできるのがいいですね。
そしてオーナーご夫妻へお礼を伝え、チェックアウトしました。
八島湿原散策や霧ヶ峰ハイキングにオススメ
この日はチェックアウト後鷲ヶ峰へ登りましたが、鷲ヶ峰ひゅっての横から八島湿原へ通じる道が伸びています。
こちらに泊まる方は私たちのように霧ヶ峰のハイキングをされる方が多いのだと思いますが、車で直接アクセスできるので、普段山歩きをしない方、というか全く歩かない方にもおすすめです。宿泊して宿の周りを散策するだけでも自然を感じられるのがいいな~と思いました。
いつかお母さんを連れてきてあげたいなあと、運動しない家族に思いを馳せます。
今回は2月に訪れましたが、霧ヶ峰でニッコウキスゲが咲く爽やかな夏にも来てみたいです。
鷲ヶ峰ひゅっての感想 再訪したい!
・美味しい食事が食べられる
・高級店では緊張してしまう私も、山の服で食事ができるので肩ひじ張らなくていい
・自然の中で落ち着ける。穏やかに過ごせる
などなど、オススメポイントは色々ありますが、自然が好きな人には是非訪れてほしい場所です。
こんなにも幸せな気持ちにさせてくれる場所が、山が大好きです。
ご馳走様でした!
おわり。
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