【栃木】三毳(みかも)山でカタクリを愛でる 日帰りフラワーハイク(往復バス利用)
春分の日である3月21日、栃木県は三毳山(みかもやま)へ行ってきました。
目的は3月下旬が見頃のカタクリのお花!男女問わず友人たちへ声をかけたものの、結局予定が合い来れたのは男性3名(&私)。ということで、若干フラワーハイキングらしからぬメンバーで行ってきました。
- 三毳山とは 新・花の百名山の超低山
- 三毳山ハイクの日程・ルート~佐野プレミアムアウトレットよりアクセス
- 三毳山公園とカタクリの里の山レポ
- 下山後のお楽しみ 佐野ラーメン「龍」
- 今回の山旅費用
- 三毳山でカタクリに出会う山旅の感想
三毳山とは 新・花の百名山の超低山
最初、なんて読むんだろう?と思いましたが、三毳山(みかもやま)です。栃木県の佐野市にあり、標高は229mです。超低山ですが、周りがザ・関東平野!という感じで開けているので目立ち、歩きながらみつけると実際よりも高く見えました。山の一部は栃木県営みかも山公園となっており、ハイキングルートが整備されています。
三毳山にはカタクリの群生地があり、それが理由で新・花の百名山に選ばれていまます。また、関東百名山の一座でもあります。
三毳山ハイクの日程・ルート~佐野プレミアムアウトレットよりアクセス
利用交通機関ー新宿より高速バス利用
今回も公共交通機関利用でアクセスです。
新宿バスタから「マロニエ号」という高速バスがでており、まずはこれに乗って佐野プレミアム・アウトレットへ行き、そこからみかも山公園へアクセスします。
復路も同様の、往復高速バス利用です。
早割だと1400円、私は普通に買ったので片道1500円(WEB決済でWEB割引あり)でした。楽だしお安い。しかも万が一悪天候で中止になっても、取消料が100円なのが有り難いです。
山行ルートと時間
(8:10)新宿バスタ発~(9:38)佐野プレミアム・アウトレット着~(車道歩き)~道の駅みかも~(10:20)みかも山公園南口~わんぱく広場~山頂中継広場~中岳~(12:05~12:30)青竜ヶ岳~(12:50)かたくりの里=(13:35)公園外でて車道歩き=(15:00~15:30)ラーメン~(15:45)佐野新都心バスターミナル(15:55バス発)~(17:30)池袋着
※公園だと思って舐めていたら、歩いている時間は5時間を超えています※
▲道の駅みかもで貰ったハイキングマップ
南北に細長いみやも山公園ですが、南に道の駅みかもがあり、そこから入ります。カタクリの群生地は一番北なので、公園の一番奥まで歩くことになります。折角なのでぐるっと一周しよう!と話していましたが、思ったより坂があったりして疲れ、途中ショートカットしました。
三毳山公園とカタクリの里の山レポ
まずはバスで佐野プレミアム・アウトレットに到着。バスだと新宿から1時間半で来れてしまうのですね。近いです。開店前ですが駐車場が混むのを見越してなのか、もうお客さんがいました。10時開店のようですが、お手洗いは使えます。
「早くハイキング終わったらアウトレットで買い物しよーぜ」なんて話していましたが、甘かったことを5時間後に知ることになります。
アウトレットを出て、バスで来た道を戻るように車道を30分歩き、道の駅みかもへ。歩いている時大粒の雨が降ってきました。。傘持ってきてないよ~涙
道の駅には既にたくさんの人で賑わっていました。
10:20道の駅の奥からみかも山公園南口入口へ入ります。
少しだけ河津桜が残っていました。最初は人気のない大きな公園という感じ。
歩いていると、フラワートレインがやってきました。
「アジサイ号」に「カタクリ号」。名前違うんですね。ということは、みかも山公園はアジサイも綺麗なんでしょうか。
園内の案内板を頼りに山頂を目指し歩いていきます。途中アスレチックがありました。
でも、「6歳~12歳」と対象年齢が書かれていて使えず・・・
そうこうしているうちに晴れてきて、富士見台からは関東平野を一望することができました。
▲富士見台
パノラマの看板がありましたが、これといった目立つ建物がないので「東京方面」「埼玉方面」「東北自動車道」というざっくりな看板でした。
中岳到着。山頂標識が手書き(!)です。
まだまだカタクリは遠い!
中岳を過ぎたあと、「カタクリの園」方向と「三毳の関跡」方面に分かれており、私たちは最後にまたここを通るつもりで三毳の関跡(何もない)へ行きました。また戻ってくるときに「カタクリの園」へ行くつもりでしたが、結果的には最後疲れて戻っては来ませんでしたので、今回カタクリの園へは行けませんでした。
みかも山公園には「カタクリの園」と「カタクリの里」がありますが、カタクリの群生としてはカタクリの里の方がすごいということなので、まあ良しとします。
カタクリの里は、三毳山の最高峰青竜ヶ岳の奥にあります。結構急な坂が多い!
そして、12:05 三毳山の最高峰229m、青竜ヶ岳に到着しました!
やはり看板の「青」の字が手書き!
鉄塔があるためか電線が多いですが、展望開けていて気持ちがよいです。ここでランチにしました。
この時点で結構歩いて天気も良く汗ばむほど。友人は半袖です。「疲れたけど山はいいね~」なんて話しながらお昼を食べていますが、まだ肝心のカタクリを見ていません。
エネルギー補給したら、カタクリの里へ向かい、急坂を下ります。スニーカーでも歩ける今日の行程ですが、滑りやすいので注意です。
この後少し逡巡するような分岐がありますが、「カタクリの里 公園管理センター」という方向か、「カタクリ群生地」という看板を目安に進みました。
そして獣害防止のため?の柵をあけ、やっとのことでカタクリの里へ!!
こんな斜面に緑のカーペットのように見えたらそこに咲いていました。
カタクリ!
薄紫色の花びらが可憐で可愛らしいです!透き通るような美人!
wikipediaによると、
日中に花に日が当たると、花被片が開き反り返る。日差しがない日は終日花が閉じたままである(中略)群落での開花期間は2週間程と短い。このため、(中略)「スプリング・エフェメラル」(春の妖精)と呼ばれている
とのことです。晴れないとこの可愛いお花が綺麗に咲いているところは見れなかったので、本当に青空が広がってくれて感謝です。
このように散策路が整備されています。
バズーカ砲のような一眼レフを持った方もチラホラいらっしゃいました。それと、意外にも祝日なのに人がまばらでとても空いていました。午前中雨予報だったからでしょうか。
一緒に行ったメンズは最初「カタクリって木に咲いているんですか?」と言っていましたが(興味なかったんですね)、木ではなく地面に近い所で咲くお花です。且つ、花が下を向いているので、写真を撮ろうとするとかなりかがむことになります。寝転がるように写真を撮る方もいました。
群生かわいい~
アズマイチゲ(白い花)も咲いていました。
カタクリ背格好はこんな風貌です。
このカタクリの里には近接した駐車場があるため、三毳山ではなくここだけ来る人も多そうでした。登山服の人はほとんどおらず、普段着の方、カメラ趣味のような方が多かったです。
ひとしきり撮影した後、疲れたし満足したからラーメン食べに行こう、という総意となりました。このまま公園外へでます。(戻ろうとすると青竜ヶ岳への急坂を登り返すことになりますが、心が折れそうなため)
公園外が駐車場になっているので、こちらから来る人も多く、歩く方のための杖もありました。
年間のお花カレンダー
カタクリ以外も色々ありますね。
外には梅が咲いていました。
春だな~。大好きな季節です。3月が一年で一番好きです。日々暖かくなってくところとか、日が長くなること、朝明るくなるのが早くなるところ、お花が咲いて緑が増えて世界が明るくなるところ、急に生暖かい強風が吹くところもすごく好きです。
ここからは車道を1時間10分歩き、佐野プレミアム・アウトレットを目指します。暑すぎるので途中のローソンでアイスを買いました。
▲栃木レモンのアイス。150円也。
下山後のお楽しみ 佐野ラーメン「龍」
アウトレットの近くで佐野ラーメンを探し、こちらのお店に辿り着きました。
『ソウルフードサービス 龍』(ラーメン 龍、ではなくフードサービス)
ローカル感ありますが、店主のおじさんがすごく明るい接客で、入って良かったな~と思ったお店でした。
まずはビール!冷えてる~!
佐野ラーメンあっさり目で美味しかったです。チャーシューがやわらかい。ご馳走様でした!
そしてアウトレット隣のバスターミナルから乗車、帰宅しました。
▲バス2番乗車口にさのまる。ラーメンかぶってる。かわいい。
今回の山旅費用
備忘録として。
バス @1500円×往復=3000円
ビールとラーメン 980円
これだけでした。
三毳山でカタクリに出会う山旅の感想
229mという超低山ながら、アップダウンのある公園内(と、車道)を歩き回り、25,000歩以上歩いていました。初めて見たカタクリは透き通っていて可憐で、これだけの群生を見られ、栃木まで来た甲斐あったな!と大満足です。
私達はバスで来ましたが、車を使えばみかも山公園内を歩く距離も短縮できますし、アウトレットでのお買い物やイチゴ狩りを組み合わせてもお出かけとして楽しめそうだなと思いました。
こうやって季節を感じられるのが山歩きのいいところですね。
楽しい山旅と、それにつきあってくれた友人たちに感謝です。
★FIN★