今日もポレポレ 女山旅日記

ポレポレとはスワヒリ語で「ゆっくりゆっくり」。山が好きな女子が登山、旅行、美味しい食べものを綴る旅日記ブログ

【丹沢】ミツマタ見頃のミツバ岳~権現山へ 電車とバスの日帰りひとり登山

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先週末、西丹沢の低山ミツバ岳へ行ってきました。この季節はミツマタの群生が有名で、春らしい花見登山となりました。

 

 

ミツバ岳とは? ~大嵐山・大出山とも

ミツバ岳は丹沢にある標高834mの山で、正式名称は大出山、別名大嵐山ともいうそうです。山頂からは丹沢湖を見下ろすことが出来ます。

 

どこか花の咲く山はないかな~と思っていた時、3月下旬にミツマタという黄色のボンボンのようなお花が群生している山として見つけました。私がこの山のことを知ったのはつい一週間前でしたが、2017年の「山と渓谷」に掲載されたようで、たくさんの人が訪れていました。意外と有名なんですね~。

歩行時間もほどよく、春を感じられる山旅となりました。

 

ミツバ岳山行日程・ルート・ミツマタ開花状況

2019年3月31日(日)

この土日は雲取山にある奥多摩小屋の最期の営業日で、土曜にテント泊するつもりでした。ところが土曜雨・・・(奥多摩小屋行きたかった😢)。雲行きが怪しくなってきた4日程前に急遽晴れる日曜だけで行ける場所を探し、ミツバ岳に行くことにしました。

急なプランニングでも行けるところが低山のいいところですね。

危険箇所もなさそうだし、久々のひとり登山です。

 

ミツマタの開花としては満開~やや終わりがけ。間に合ってよかった!という感じでした。2019年の一番の見ごろは3月24~27日頃だったようです。

 

ルート▼

(9:16)浅瀬入口(9:23)~(9:50)ミツバ岳登山口~ミツバ岳山頂(11:00-11:15)~権現山(世附権現山)(11:50-12:35)~(13:50)細川橋バス停下山~(14:00)丹沢ホテル時之栖=入浴=時之栖入口バス停(14:55)

 

ミツバ岳でミツマタを見る!山レポ

ミツバ岳までの電車とバスのアクセス(往路)新松田駅からバス利用

眠い目を擦りながら自宅を6時過ぎに出発し、小田急線で新松田駅へ。

【8:13】新松田駅下車。

新松田の駅には綺麗なトイレがあって嬉しい限り。バスに乗ってしまうともうトイレはないので、ここが最後のトイレです

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駅前にはセブンイレブンがありました。

 

というかすごい行列!臨時バスも出ていました。50分乗るので立ちっぱなしは辛いので臨時バスに感謝です。マイナーな山のイメージで来たものの、まさかこんなに人気だったとは。ミツマタが有名なんですね。

こちらの写真は帰りに撮影したものですが、バス乗り場1に並びました。

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【8:25】西丹沢ビジターセンター行きバスに乗車。「浅瀬入口」までは900円。

 

【9:16】浅瀬入口バス停下車。ほとんどの方がここで降りるので寝てても起きます。降りるとこの景色。すぐ近くに丹沢湖です。

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バスの進行方向とは逆側へ少し歩くと、道路の右に落合隧道(おちあいずいどう)のトンネルがあるのでこの中へ歩いてきます。

滝壺橋のすぐ隣にある登山道入り口まで約30分車道歩きです。

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結構長いトンネルです。人がたくさんいてよかった・・・抜けてもまだ歩く。

左に丹沢湖という気持ちのいい車道歩きです。

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【9:50】やっと登山道入口。ここからスタートです!

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約4時間のミツバ岳のんびりひとり登山

最初は割と急な登山道をジグザグに登っていきます。

結構杉が多い印象。私は平気ですが、花粉症の方は辛いのでしょうか。歩いている人でマスクをしていたのは1人だけだったので、意外と花粉飛んでいないものなのか?わかりません。

 

15分ほど歩くと、早くも最初のミツマタ発見!

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この斜面のミツマタは終わりかけでした。それでも「今日のファースト・ミツマタとの出会いが嬉しいです。

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ミツマタを撮影するため立ち止まるからなかなか進みません。小さいお花に私のカメラのピントが合わず、ここからピンボケ写真が多くなります。。

上から見ると白。

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下から見上げると黄色のお花。

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ひな祭りのぼんぼり飾りのようで可愛らしいです。

 

ミツマタポイントを抜けると、このような斜面をひたすらつづら折りに歩いていきます。

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【11:00】山頂到着!

山頂エリアはむわっと甘い花の香りが漂ってました。斜面のミツマタでは感じなかったところです、すごい香りです。これがミツマタの香りなんですね!

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丹沢湖も見下ろせます。

山頂碑は可愛らしい2つ。

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▲よく見ると「丹沢山百名山」と書いてありますが、そういうのがあるのでしょうか?

 

山頂からは、晴れていれば富士山を眺められるのですが、あいにくこの日は雲がかかっていました。こちらの、人々が眺めている方向に大きく富士山があります。裾野だけちらっと見えています。

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まだランチには早いので、このまま権現山を目指します。

標高は権現山が1,019mとミツバ岳より高いのですが、一度下って登り返しになります。

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登り返しでじんわり汗をかきます。振り返ると(木々の間からですが)富士山が見え、がんばれとエールをもらっているようでした。

 

【11:50】権現山(世附権現山)の山頂到着!

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山頂は広く、グループ登山でもランチできるようなテーブルもありました。

▼こちらの、皆さんがいるところです。

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権現山山頂で手抜き山ごはん

私は富士山を見ながら地べたランチ~(※シート忘れました)

写真では反射して写っていないですが、くっきり、さっきよりもきれいに富士山が見えています!線をひいたところに富士山が見えました。笑

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家から作ってきたお弁当と、フリーズドライ粕汁に、テルモスに入れてきた熱湯を注いでいただきました。

この時期は暑くないのでお弁当が悪くなることもなく、山での調理時間やガス缶持ってくる重さがないので作って持ってくるのもいいです。

周りのおばさまたちも自家製弁当だったし、なんとなく遠足っぽくて楽しい。

 

▼スーパーで売ってました。

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シェラカップに注いで飲むだけで、山ごはんしてる感じがするからウキウキします。

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ランチ中、近くで食事をしていた親子さんがいたのですが、幼稚園?小学校低学年?の小さな女の子がカップヌードルを食べながら「体に悪いけどおいしいね!」とお母さんに言っていたのが可愛らしかったです。

わかるよ!体に悪くても山で食べるラーメンはおいしいよね!


この時期はミツマタは咲くものの、まだ木々には葉はほとんどありません。

その為、葉がないからこそ木々の間から丹沢の山並みや富士山が見えました!

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権現山山頂~下山は急坂に注意

権現山の大きなテーブル(ベンチ?)の横に標識があり、その「細川橋バス停」方面へ下山します。

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ここからは更に急斜面の下山となるので、時々膝が痛くなる私はストックを出しました。なくてもいけますが、周りも使っている方が多かったです。


 急な斜面で木をつかむ場面も多いので軍手など手袋が必要です。滑らないように注意しながら進みます。

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 途中、崖のように崩落した箇所があったのでそこの通行時だけ注意しますが、危険箇所はありません。

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最後にまたミツマタが!下山時のミツマタは山頂の黄色のとは違い白っぽかったです。

派手さはないのに、不思議と山が明るくなるお花です。

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山裾に変わったお花?の蕾?がありました。

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そして下山完了!お疲れ様でした。

 

電車とバスのアクセス(復路)時之栖入口バス停よりJR谷峨駅~松田駅

帰りは、下山した道路のすぐ右手にある細川橋バス停から帰ることもできますが、それだとトイレがありません。朝の新松田駅を出て以来ノートイレなので、温泉へ向かいます。

 

下山後、細川橋バス停とは逆、道路を左へ5分程歩くと「丹沢ホテル時之栖」があるため、日帰り入浴しました。

こちらの「八戒荘」方面へ歩いていくとあります。

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このホテルの前も「時之栖入口バス停」になっているので便利です。

 

入浴後、【14:55】のバスに乗車。谷峨駅経由、新松田駅駅まで行けますが、240円だけの節約のために谷峨駅で下車しました。

谷峨駅からJR御殿場線松田駅まで200円です。

JR松田駅小田急新松田駅の目の前なので、ここで乗り換え都内へ帰りました。

下山後の温泉情報「丹沢ホテル時之栖」

時之栖(ときのすみか)と読むそうです。下山地点から徒歩5分、バス停も目の前なので便利でした。

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料金は土日祝日は800円。平日は600円です。(タオルなどは付いていないので持参します)

フロント横に100円ドリンクコーナーがありました。貴重品のロッカーもあり安心です。

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そしてお風呂。アルカリ性単純泉です。

男女別の温泉には露天風呂もありました。狭すぎず広過ぎず、私が入った際は全員ハイカーでした。

 

アメニティ情報

メイク落とし/洗顔料/シャンプー&コンディショナー/化粧水/乳液/櫛/綿棒

ドライヤー2つありました。

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メイク落としや化粧水があるのは嬉しい!

さっぱりしてから帰ることができました。

 

ミツマタ花見登山の感想

季節を感じる山登りはいいな〜と改めて感じた日でした。約4時間でしたが結構上り下り繰り返したのでいい運動、いいリフレッシュになりました!

 

ひとりで歩くと自分のペースで立ち止まったり早歩きしたり、マイペースに行けるのがいいですし、話し相手がいない分、山をより近くに感じられる気がします。

近場なので帰宅も早く、翌日会社でも心理的負担が少ないですし。。

 

谷峨駅の桜でまた春を感じます。

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手軽に行ける山なのでオススメです。楽しい休日と優しい山に感謝!

 

★FIN★

 

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