【広島】「神の島」宮島・弥山へ ~パワースポット日帰りハイキング
広島県、宮島。世界遺産・厳島神社(いつくしまじんじゃ)が有名で海外からの旅行者も多い場所ですが、宮島には弥山(みせん)という山があります。この弥山へ旅行がてら登ったところ、思った以上に満足度が高かったのでその記録です。
宮島、弥山の概要 ”島自体が神域”
広島県の景勝地宮島。本当の地名は「厳島(いつくしま)」というそうです。でも島の住所の宮島町から「宮島」の方が馴染みがあります。
私が宮島に行くのはこれが3回目でした。”宮島=厳島神社”のイメージが強く、前に行った2回は普通に観光をしていました。
今回は「せっかく広島に行くなら広島の山に登りたい!」と調べたところ、宮島の弥山がいいらしい、ということで行ってきました。
弥山の標高は535mです。山としては低いものの、島なので海抜0mから登ることになり、それなりに登りごたえがあります。
宮島は島自体が神域とされ、弥山の山頂には厳島神社の奥宮もあります。神が住まう島と言われる所以です。
単純ですがこういったパワースポット感に弱いんですよね〜。
新日本百名山というものにも選ばれています。
弥山の山レポ(紅葉谷公園より/復路ロープーウェー)
2018年4月21日(土)
広島県「安芸の宮島」にて弥山にハイキングに行きました。旅行がてらのハイキングなので、メンバーには普段山へ行かない海派の方々もおり、ジーパンで歩いた人もいました。
宮島へのアクセス
広島県民には「何を当たり前な」と言われそうですが、位置感覚がわからない旅行者としては、宮島までのアクセスにも戸惑います。
宮島へのアクセスはいくつか方法がありますが、今回私たちは、フェリー乗船時間の短い「宮島口~宮島」航路を利用しました。
広島駅からの場合、JR山陽本線で広島駅から宮島口駅まで向かいます。電車で28分/410円です。
JR宮島口駅で下車すると、目の前が港になっているのでこちらでフェリーの切符を買い、乗船します。宮島口~宮島へのフェリーは乗船時間が約10分と、あっという間に着いてしまいます。
▼フェリーの大きさの目安として・・・
▼こちらのサイトもわかりやすいです。
Q:広島市から宮島へのアクセスについて教えてください。 | よくある質問 | 広島の観光情報ならひろたび
下船すると、当たり前ですがそこはもう宮島。
とりあえず厳島神社の大鳥居などを見たり、名物の穴子飯のランチで腹ごしらえをします。
▲何度見ても美しい、海上の大鳥居
▲宮島といえば。鹿もいます。
▲お店の名前は忘れてしまいましたが、穴子飯2000円くらい。美味でした。
紅葉谷公園より登りはじめる
弥山の登山コースには「紅葉谷コース」「大聖院コース」「大元コース」があります。今回は一般的と思われる紅葉谷コースから歩きました。
▼ルート概要はこのサイトがわかりやすいです。
ロープーウェーも出ていますが、あくまで山に登りたいので、ここは歩きます。
紅葉谷コースは紅葉谷公園よりルートが始まります。
ハイキング登山道入り口の紅葉谷公園はその名の通り紅葉が多く、紅葉の時期はとってもきれいそうです。
公園内に無料のトイレもあるので利用してから出発します。
このように標識が出ているので迷うことはありません。
登山道は整備された道で、登山というより「宮島散策」という雰囲気。
とはいえ、海抜0mから歩いていること、快晴の夏日で熱いこともあり、休み休み進みます。
▲階段もきれいに整備されていました。
広島に来た時から思いましたが、海外の旅行者が多いですね。10年前に広島旅行した時にはそこまで海外の方いなかったのに、増えているんですね~。
弥山でも、Tシャツで歩く外国人の方に多く会いました。
英語標識多くはないのに、すごいです。
紅葉谷公園からコースタイムで90分で山頂ですが、60分で着きました。
山頂の絶景と「消えずの火」
山頂に近づき歩いていると、木の合間から海が見えます!
海が見えると、「島に来てるんだな~」と旅行感がアップ!
弥山の山頂エリアにほ、弥山本堂と霊火堂「消えずの火」があります。
「消えずの火」とは、弘法大師が唐からの帰りに宮島にて修行をしていた時、使った護摩の火が今も消えずに燃えている、というありがたい火だそうです。
広島の平和記念公園の「平和のともしび」の種火とされたとか。
今では整備されて観光客が気軽に行ける弥山ですが、本当に修行僧がいた場所なんですね。
お守りなども売っており、こちらでお手洗いもあります。
山頂までの散策路をさらに歩きます。
途中に大岩、奇岩もあり、散策していても面白いところでした。
▲くぐり岩にて。
そして突然開ける視界!!
山頂碑もちゃんとありました。
弥山535m 登頂完了です。
山頂には大きな岩があり、その上でのんびりしたり、新しい小屋が建てられていて、その中で休憩ができました。
この小屋がかなりくつろげる場所でした。
言ってしまえばただの屋根付きの小屋で、中に何があるわけでもないのですが、広くて、寝転がれて、のんびり山頂を楽しめます。
寝っ転がれる幸せ。
小屋の上は展望スペースになっていました。
瀬戸内海を見渡せる、絶景!島が見えます!!興奮。
の~んびり山頂からの景色を楽しめました。
日帰り登山であれば、帰りは大聖院コースなど、往路とは別のルートで降りるのが面白そうですが、メンバーの「疲れた」という意見により、帰りはロープーウェーで下山しました。
なかなかの空中散歩です。
ロープーウェーがあるので、歩くのが苦手なお年寄りでも来れますね。誰でも絶景が見れるのは良いことです。
下山後は宮島のお洒落カフェ「牡蠣祝」へ
さて、下山したあとは、宮島のカフェで休憩しました。
古民家をリノベしたお洒落なカフェで、とっても雰囲気がよく景色もいい!
こちらで牡蠣の燻製をつまみに瀬戸内レモンモヒートを飲み、島の景色を眺めました。なんだかやたら充実!
宮島・弥山の感想:一度は登りに来るべき!
広島旅行のついでで「せっかくなので広島の山でも・・」くらいの気持ちで来た弥山でしたが、思った以上に楽しめました。
景色よし、食よし、観光の合間でも楽しめる(山に行かないメンバーにも嫌がられない)ロープーウェー完備と、かなりおすすめです。
山に行くようになって、こんな風に今までと違う視点で土地を楽しめるのは嬉しいですし、その土地の新しい魅力を見つけられる気がしています。
ゴールデンウィークや夏休みで広島に行かれる際には、宮島散策と一緒に、是非弥山にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
新しい山との出会い(と海の恵みの牡蠣へ)感謝!
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