【海外旅行】ゴールデンウィークのヘルシンキ旅行記①(必要日数・持ち物・見どころ・メーデー)
今年のGWにフィンランドの首都ヘルシンキを訪れました。ここがとてもきれいで快適、女一人旅でも割と安全で楽しめる場所だったので、書こうと思います。
働いている世代は中々長期の休みがとれないもの。「一週間も休めないから近場のアジア旅行が多いけど、たまにはヨーロッパにも行きたい」という方は多いのではないでしょうか。
ヘルシンキは5日間でいけるヨーロッパです。ただ、旅行先としてはそれほど有名でもなく、「ヘルシンキって何があるの?」「何するの?」と聞かれました。
そこで、短期間で行ける旅先・ヘルシンキの魅力を振り返りたいと思います。
まずは、ヘルシンキ旅行の一般情報、オススメ観光地などをご紹介します。
- 1、フィンランド・ヘルシンキ旅行はこんな方にオススメです
- 2、ヘルシンキ旅行に必要な日数
- 3、フィンランドへの行き方【各地から直行便】
- 4、フィンランド・ヘルシンキには何があるのか?
- 5、ゴールデンウィークに滞在した感想:4月30日はメーデー前夜祭!
- 6、ゴールデンウィークのヘルシンキの服装
- 7、通貨はユーロ。ただほぼクレジットカードが使える。チップは?
- 8、まとめ:ヘルシンキ旅行の感想
1、フィンランド・ヘルシンキ旅行はこんな方にオススメです
- 仕事をしていて1週間以上休みが取れない方
- デザインや建築に興味がある方
- ヨーロッパが好きな方
- カワイイもの、カワイイ雑貨、カワイイ街並みが好きな方
- サウナ好きの方
逆に、こんな方には不向きな旅先です。
- 海外旅行はジャングルや海、サバンナなど大自然目的と決めている方
- カフェでゆっくりすると時間が勿体なく感じる方
- 異文化に触れてこそ海外。綺麗で清潔な都市は興味ない方
私の身近にも「屋台が並ぶアジアの熱気が好きだから、海外では東京みたいな綺麗な都市にはいかない」という人がいます。そういう方にも向きませんね。
2、ヘルシンキ旅行に必要な日数
最短短で4日あればいけますが、5~6日あるとゆっくりできます。
4日ならヘルシンキだけ、5日あると、フェリーで海を挟んでお隣のエストニアまで足を伸ばしたり、ムーミン美術館があるタンペレなど、近郊都市への日帰り旅行も楽しめます。
私は5日間で行きましたが、しっかり満喫できました。これも直行便があるからこそ。
3連休の前後に有給をつけたらいけます。
3、フィンランドへの行き方【各地から直行便】
ヘルシンキまでは成田、名古屋、関西、福岡からフィンランド航空の直行便が出ています。更に、2019年の12月からは札幌からの直行便も就航します。
「一番近いヨーロッパ」とよく言われますが、地図でみると確かに近い。
(▲出典:google mapを加工)
特に4月〜9月は成田からは1日に2便も飛んでます!(年による)そんなにフィンランド行く人いるの?って感じですが、乗り継ぎで他のヨーロッパに行く人も多いみたいです。
2019年のゴールデンウィークは、日付限定でなんと1日3便も出ていました。
機内食では魚の照り焼き(和食)が選べました。
成田空港を午前中に出発して、同日の午後に到着します。しかも、今の時期は白夜になりつつあり、夜21時過ぎてもまだ明るいので夜まで出歩くことができます。
4、フィンランド・ヘルシンキには何があるのか?
フィンランドの首都ヘルシンキに行ったらここは抑えておきたい、というスポットです。
◆テンペルアウキオ教会
別名岩の教会と呼ばれ、岩をくり抜いた中に教会を造ったような場所です。
岩のお陰で音響が良いそう。二階席にも上がり、教会全体を見渡すことができます。
◆ヘルシンキ大聖堂
ヘルシンキのほぼ中央、目抜き通りから近く、ヘルシンキの象徴的な建物。現在も福音ルター派の総本山だそうです。
予約や入場料は必要ないので、開いている時間にふらっと訪れることができます。
青空に白亜の外観が映えます。
内部には観光客がたくさん。背筋がピンとするような、荘厳な雰囲気があります。
◆マリメッコ本社のアウトレット
フィンランドを代表するブランドといえば、マリメッコです。フィンランド航空の機内食の紙コップやビジネスクラスのリネンもマリメッコがデザインしています。
オリジナルのパターンを組み合わせたデザインは日本でも人気ですよね。
ヘルシンキの市内から地下鉄でアクセスできる場所に、マリメッコの本社があり、そこのショップではアウトレット商品も売っています。
ヘルシンキの中央駅からがわかりやすいですが、地下鉄でヘルットニエミ(Hertoniemi)駅へ行き、そこから徒歩約10分です。
◆ヘルシンキ・オールドマーケット
ヘルシンキの中心部近く、港沿いにオールドマーケットがあります。ヘルシンキの海鮮を食べるならやっぱり港の近くがいいようです。意外と狭いので散策途中に立ち寄ると丁度よいです。新鮮なサーモンのオープンサンドがおすすめ。
【番外編】カンピ礼拝堂
「必ず訪れるべき場所」というほどではないものの、北欧らしいデザインを感じる場所です。ドームのような建物ですが、礼拝堂です。
教会ではないので祭壇はなく、ただ、祈る場所。私語厳禁、内部のカメラ撮影も禁止で静かに見学します。
日本語でも注意書きが書かれていました。日本の公共施設でこの形の看板はないなあ。なんでもないことがオシャレ。
【番外編】国立図書館
ヘルシンキ大聖堂にに向かって左側、道路を挟んですぐ隣に国立図書館があります。
内部が素敵だったのでご紹介します。
これが図書館!?という素敵さ。もちろん本は読めないので素敵な内装にうっとりするのみ。天井も可愛いです。
本の背表紙がインテリアのよう。
ここは「国立」ですが、ヘルシンキの中央駅近くに、「市立」図書館が2019年新しくオープンしており、そちらも素敵でした。国立図書館は重厚なデザイン、市立図書館は軽やかで現代的なデザインで対照的です。
どちらも市民のための図書館なので無料で開放されています。建築やデザインが好きな方におすすめです。
5、ゴールデンウィークに滞在した感想:4月30日はメーデー前夜祭!
ゴールデンウィークは大型連休ですが、一つ注意があります。
それは、5月1日=メーデー。
日本でメーデーというと、「労働者の日」という印象でしょうか。正直、ゴールデンウィークの中日くらいにしか思っていませんでした。
ところが、ヨーロッパでは春の訪れを告げる大事なお祭りで、祝日です。ゴールデンウィークにヨーロッパに旅行される方は、5月1日の過ごし方に注意しないと、「どこもかしこも閉まってる!」ということになりかねません。
今回訪れたヘルシンキでは他の国とちょっと違った風景に出会えました。
フィンランドではメーデーをVappu(ヴァップ)と呼び、前日の4月30日がメーデーの前日、メーデー・イブ=Vappuフェスティバルとなります。
この4月30日がとにかくものすごい人出で町はお祭り騒ぎになります。
フィンランドのVappu・メーデーは学生のお祭りです。みんな学校の卒業式で被白い学生帽を被ります。現役の学生はもちろん、昔学生だったご婦人ご老人も白い学生帽を被って楽しそう。
ヘルシンキの目抜き通りのエスプラナーディー通りにある噴水、アマンダちゃんの像を洗い、像にも学生帽を被せます。
▲クレーンで釣り上げられた人たちが銅像を洗っている様子。すごい盛り上がり!
メーデーである5月1日はお店は軒並みお休みになってしまいますが、メーデー・イブはまだお店も開いています。といっても、美術館含め早めに閉めてしまうところが多いので注意です。4月30日にヘルシンキにいる場合、15時ごろまで観光を楽しみ、夕方以降はお祭り騒ぎで盛り上がっている街を楽しむのが良いと思います。
6、ゴールデンウィークのヘルシンキの服装
ゴールデンウィークに旅行をする場合、東京でいうと3月上旬の服装が必要です。
実際、ネットで天気予報を調べると、結構5℃~15℃のように結構幅がありました。 15℃だとスプリングコート位で出かけられるのですが、やはり緯度が高い国、夕方から一気に寒くなります。本当に一気に寒くなります!
▲地元の皆さんもしっかりコートをお召し。
【日中の服装】
・薄手のタートルネックニット
・黒タイツ
・パンツ(なるべく肌を露出しないほうが夜寒くない)
・パーカやカーディガンなどの羽織もの
日中日が出ていると、ポカポカ陽気で暖かく、コートいらないんですよね。ダウンは小さく丸めてバッグに仕舞ってました。
【夕方の服装】※15時以降くらいからいきなり寒くなる
上記に下記を追加
・手袋(雨の日も手袋がないと本当に寒い)
・ダウン(ショート丈のウルトラライトダウン的なものでOK、でもロング丈コートが恋しい。寒かったです。)
・マフラーやストール
暗くなると寒くなるのはわかるのですが、ゴールデンウィークのヘルシンキは21:30ごろまで暗くなりません。また、明るくても15時すぎくらいから寒くなります。突然すぎてびっくり。
▼持ち物にはwifi。地図にもなるし天気予報もお店情報も調べられるから必需品
7、通貨はユーロ。ただほぼクレジットカードが使える。チップは?
フィンランドはEU加盟国で、通貨はユーロです。出発前にユーロに両替を済ませていきます。
また、日本よりもはるかにクレジットカードが普及しているので、現金は少なめで、カード利用が便利です。
現金はなくしたら終わりで保険もききませんが、カードはなくしたら止めればいですし、その意味でもクレジットカードの方がいいと思います。
切符を買うのも、スーパーで買い物も、カフェでお茶をするのも、小額からクレジットカードが使えます。サイン式ではなく暗証番号を入力するので、わからない人はあらかじめカード会社に問い合わせしておくとよいです。
ただし、そんなカード社会のフィンランドでも、マーケットの中の小規模店は現金のみのところが多いので注意です。ヘルシンキにはマーケットがたくさんあります!
ハカニエミ・マーケット、ヒエタラハティ・マーケット、オールドマーケット。。女子的ににはこういったマーケットのお買い物が楽しいですが、そこで買い物をする場合は現金のみのお店も多いのでやはりユーロは必要ですね。
ちなみに、フィンランドではチップの習慣はほぼないそうです。スマートに渡せるか、いくらが適当かもやもやするので、チップがなくて気が楽なのは私だけでしょうか?笑
8、まとめ:ヘルシンキ旅行の感想
今回は、ヘルシンキに興味を持っているけど面白いかな?という方へ向けて、何があるのか、気候はいいのかといったことを書いてみました。
北欧って寒いイメージでしたが、GWだと日中は春の陽気で気候は抜群にいいです。夜まで明るいのが本当にいい!日本だとないことですよね。
これから更に日が長くなり、夏は白夜になります。5日間でいけるヨーロッパ、お休みが取れたらいかがでしょうか?
では!
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