今日もポレポレ 女山旅日記

ポレポレとはスワヒリ語で「ゆっくりゆっくり」。山が好きな女子が登山、旅行、美味しい食べものを綴る旅日記ブログ

【北海道】夏休みの旭岳登山~旭岳温泉姿見ロープーウェーから裾合平周回コース

北海道を舞台に金塊をめぐる攻防が繰り広げられる 「ゴールデンカムイ」。このアニメを見ると北海道に行きたくなります。

一昨年の夏、初めての北海道の山・旭岳(あさひだけ)へ行ってきました。

北海道の山というと、どうしても熊とか遭難とか怖いことばかり考えてしまう私。ですが、思い切って訪れるとその雄大な景色にすっかり魅了され、忘れられない山旅になりました。

旭岳登山自体は日帰りでしたが、北海道の観光ポテンシャルはすごいので、登山前後の北海道観光も含めて楽しい夏休みになりました。

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1、北海道の百名山・旭岳の概要と登山口

■旭岳概要

旭岳(あさひだけ)は北海道最高峰で標高は2,291m、大雪山系の主峰です。

ロープーウェイで5合目まで手軽にアクセスでき、9月には日本一早い紅葉が見れる場所として人気があります。

 

▼ここです。

地図を見れば一目瞭然ですが、最寄空港は旭川空港です。

が、北海道の地理感覚がわからなかった私は、往復とも新千歳空港発着の飛行機を予約してしまいました。しまった・・・

 

上の地図のように、新千歳空港~旭岳(旭岳温泉)はレンタカーで約3時間かかります。効率よく行くには、旭川空港利用にすると良いです。ただ、新千歳空港にはLCCも飛んでいて便利ですし、山だけでなく観光も組み合わせるなら往復どちらかで新千歳空港を使うのも意外といいかもしれません。私のように往復新千歳空港利用にする意味はないですが…何とかなります。

 

■旭岳の登山口~どこから登るか?旭岳温泉層雲峡温泉

旭岳の登山口は一般的には旭岳温泉からで、ロープーウェイが出ています。ここからが最短になります。

 

もう一つ選択肢としては、層雲峡温泉からのロープーウェイに乗り、黒岳経由で旭岳まで縦走するコース。これも楽しそうですが、車の回送サービスがそれなりのお値段なので、素直に岳温泉からのロープーウェイを使いました。

ピストンコースら短時間で登れますが、旭岳は火山。ピストンだと、ザレた山肌を登って降りて帰ってしまうのでもったいない気がします。

▲今回歩いた周回コース

 

折角なら、間宮岳を経由して中岳温泉〜花畑になる裾合平を通ってまたロープーウェイ駅に戻る、周回コースを歩くことにしました。

このコース、選んで良かったです!山で自然に温泉が湧いている所で足湯をしたり、裾合平は広くチングルマの群生が見れて北海道の大自然を感じられました。

 

今回、朝は大雨、その後もガスが取れない天気ではありましたが、そんな天気でも旭岳山頂までは結構人がいました。でも山頂を越えて間宮岳の方まで歩く人は少ないのか、あまり人にすれ違わず静かに大自然を感じられました。

 

2、北海道遠征の日程

2017年8月25日(金)〜27日(日)

 

▼遠征3日間のスケジュール

1日目︰成田〜新千歳空港〜上野ファーム〜旭岳温泉「湧駒荘」泊

2日目︰〜姿見RW駅〜旭岳〜間宮岳〜中岳〜裾合平〜姿見RW駅〜RW利用下山〜旭川

3日目︰旭山動物園新千歳空港〜羽田

 

登山は旭岳だけに絞り、山の前後で行ってみたかった北海道のガーデンと旭山動物園観光を入れたプランにしました。

 

私の夏休みの都合上8月末ですが、裾合平のチングルマのお花畑を見るなら7月がベストです。

 

3、旭岳登山(裾合平周回コース)の山レポ

前泊をしたら湧駒荘(後述)で美味しい朝ごはんをしっかり食べて、レンタカーで旭岳ロープーウェイの駐車場へ。

ロープーウェイは往復2,900円。文明の利器で一気に高度を上げます。ロープーウェイ駅で熊鈴を買いました。ヒグマ目撃情報マップなんかもあり、緊張感が高まります。

この日は生憎の大雨だったので、雨が弱くなるまでコーヒーを飲みながらのんびり待ってから出発しました。

 

歩き出しは遊歩道になっており、ロープが張られた登山道に沿って姿見の池方面へ。ここはカムイミンタラ(=神々の庭)と呼ばれているそうです。なんか神々しくて好きなネーミングです。

ロープーウェーを降りて既に1,600mで、北海道では森林限界を超えているので視界が開けています。

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姿見の池の展望台。活火山である旭岳から煙が出ています。

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旭岳山頂へ向けて歩くと煙がより鮮明になり、硫黄臭も濃くなっていきました。

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雨は上がったけど、まだ雲が取れない天気。それでも時折青空が見えます。登って徐々に標高が上がってくると、北海道の大地を見渡せました。

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旭岳は火山。足元は火山らしくザレた砂地と岩です。これが歩きにくい。岩手山や富士山のザレた登山道と似ているかもしれません。

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ザレた斜面をジグザグに歩いていき、北海道最高峰の旭岳に到着! 

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百名山踏破中のおじ様が「〇座目」というお手製ミニ横断幕を持ってきて撮影してました。曇天でもみんな笑顔。

山頂は風が強く寒かったですが、そのお陰でガスがとれて向こう側がチラッと見えました!天気悪い中だと緑の斜面が一層美しいです。

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さて、ほとんどの人はここから来た道を引き返しますが、我々は間宮岳方面へ歩きます。北海道地図の基礎を作った江戸時代の探検家、間宮林蔵から名前がとられているそうです。

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旭岳から間宮岳への下りはかなりザレていて、降りるのに一苦労でした。ストック持って来ておいて良かった〜。砂地で滑りやすいのでストックはマストです。

 

間宮岳は「ここが山頂?ホント?」という位なだらかで広い山頂でした。ただ、この時ものすごい暴風になっていて、風の音で話をするのも大変なほど・・。熊鈴を鳴らしまくり、北海道といえばGLAYということで、往年の名曲を大声で歌って熊が来ないように人の存在をアピールしました。

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こんな時、逆方面から歩いてくるソロハイカーと2人ほどすれ違ったのですが、肝座りすぎで尊敬。熊怖くないのかな。。。暴風の北海道の山を一人で歩く勇気は私にはありません。

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中岳分岐を過ぎると風も弱まりましたが、昼食を食べる機会を逸しました。さてどうしようかと思っているうちに中岳温泉に到着。

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岳温泉といっても温泉宿があるわけではなく、自然の中に温泉が湧き出ている場所です。

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硫黄の臭いがしてお湯はとろっとしています。しっかり温泉!疲れた足を入れて休みました。大自然だ~。

ここで休憩しつつ行動食を食べ、簡単なランチとしました。何しろビビりで食事してたら熊が来ないか怖くて。。

 

岳温泉を過ぎるといよいよ広大な草原にでました。裾合平です。

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チングルマの大規模な群生が見られます。もう花の時期は終わり、風になびく綿毛チングルマがたくさん。

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木道も整備されていて歩きやすい。天国みたいだ〜と感無量です。だーれもいない草原をただただ真っ直ぐに歩きました。f:id:aotora2019:20190711234606j:plain

ただこの裾合平、熊の目撃情報が多数ある場所なので注意が必要です。実際、ここからロープーウェイ駅へ戻る木道で熊のフンを見付けました。恐ろしや…

 

裾合平でたくさんの写真を撮り、リンドウなど秋のお花を見て、ロープーウェイ駅に戻りました。

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行動時間としては長丁場でしたが、幸せな疲労感でした。

 

4、8月の北海道旭岳登山の装備・服装

服装

8月の北海道はもう秋めいています。

半袖アンダーウェア、長袖シャツ、レインウェアを重ね着。下もレインウェアを履いて防寒しました。

 

足元は、ローカットの登山靴でも問題ないですが、旭岳は火山特有のザレた山肌なので、滑りにくい靴が必要です。

 

装備

日帰り登山ならガスバーナー等は使わず、現地購入したお弁当で昼食にすると良いです。北海道へ飛行機で行くので、ガス缶持っていけない為。現地で購入しても、帰るとき手放すので、避難小屋泊でない限りガスは使わない方が良いです。また、食べ残しに熊が来るので絶対にこぼさないように。

 北海道の山では水の中にエキノコックスがいるので、煮沸しないと飲めません。日帰り登山であれば飲み水は持っていきます。

 

5、【前泊】旭岳温泉旅館「湧駒荘」日本秘湯を守る会

旭岳の前日はなるべく早く登れるよう、麓の旭岳温泉に宿泊しました。口コミ評価を見て、食事が美味しいと評判の「湧駒荘(ゆこまんそう)」に泊まりました。

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普通は登山の前泊だと朝が早いので朝食なしなんてこともありますが、旭岳はロープーウェイが動き出してから登るので、しっかり朝食も食べることができます。

 

▼朝ごはんはとろっとしたお出汁でお豆腐を茹でたものがでました。和朝食。

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食べてみたかったのが、こちらのメロンとヴィシソワーズ

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豪華すぎて「え、私の選んだプランの食事で合ってます?」と戸惑いましたが合ってました。じゃがいもの冷製スープ、好きなんですよね。お皿になってるメロンも完熟でとっても甘く、美味しかったです!こちらは基本的に夏のメニューで、7月〜10月上旬限定だそうです。ちなみに、小さめとはいえ一人あたりメロン半個分のため結構お腹いっぱいになります笑

 

そして、湧駒荘は日本秘湯を守る会の会員宿でもあり、旭岳温泉郷で一番古いお宿。温泉は五つの源泉を持ち、広々とした浴場でゆっくり、様々なお湯を楽しめます。

混雑もしておらず、ゆっくりできました。なんなら旭岳登らなくてもここに泊まる価値はあります。

北海道での登山ツアーではもっと大型ホテルに泊まることが多いようです。こんな美味しいご飯を食べられて、いい温泉でのんびりできるのは個人で来たからこそ。大変満足致しました!

 

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6、【登山後の食事】旭川ジンギスカン「大黒屋」

さて、旭岳下山後は昨日お世話になった湧駒荘でまた温泉に入り、汗を流しました。そのままもう一泊する手もありましたが、翌日に旭山動物園観光を控えていたので旭川に泊まることに。

北海道でどうしてもジンギスカンを食べたかったので、ビジネスホテルの素泊まりプランにしました。

 

北海道民は週末にはBBQならぬジンギスカンパーティーをするとか。確かに街にはジンギスカン屋さんが本当に多いです。どこがいいかと調べてみて、出てきた旭川の人気店が「大黒屋」さん。

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並びましたが並ぶ価値あり!

待つ価値あり!

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旭岳下山後でとっても空腹な2名が満腹まで食べて、合計5,500円!安い!

また旭川に行ったら絶対にまた来ます。そう断言する位美味しかったです。今まで食べたジンギスカンの中で一番美味しく感動しました。

 

東京で食べるジンギスカンとの一番の違いは、生ラムだということ。旦那さんは羊くさいのが苦手なのですが、「これは美味しい」ってバクバク食べてました。

旭川に行ったら絶対絶対絶対食べてほしいです!というか東京に出店してほしいな〜。

 

7、旭岳登山の感想

飛行機を使って北海道まで山登りに行くというと一大イベントになり、情報収集やプランニングに頭をひねりましたが、思い出に残る良い山行でした。

飛行機で行くので最低3日間の休みが必要ですが、気合入れて休みを取っただけあり、北海道はやはり本州とは違う雄大さを感じられます。

 

今回、LCCを使って移動したことで、「登山旅行にはどれ位の荷物が必要か」「預け荷物にする必要はあるか」といった実際的な体験もできましたので、来年以降の山行にもなりました。

LCCは預け荷物が有料なことがありますが、荷物の少なめな私は機内持ち込み荷物だけでOKでした。

 

初めて旭岳登ってみて、また別の山に登りたい欲が出てきたので、少しずつ休みを利用して北海道にも足を延ばしたいと思います。

初めての北海道遠征にはぴったりの登山でした。是非行ってみてください!

では。

 

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