今日もポレポレ 女山旅日記

ポレポレとはスワヒリ語で「ゆっくりゆっくり」。山が好きな女子が登山、旅行、美味しい食べものを綴る旅日記ブログ

【北アルプス】GWの蝶ヶ岳~常念岳雪山登山<2・3日目:蝶ヶ岳~常念小屋~下山編>

2019年のゴールデンウィーク蝶ヶ岳(ちょうがたけ)から常念岳(じょうねんだけへ夜行バス利用+2泊3日で縦走してきました。

残雪期の北アルプス登山、後半は蝶が岳ヒュッテ~常念岳・常念小屋~下山の記録です。

 

▼一日目の記事はこちら▼ 

aotora2019.hatenablog.com

 

 

改めて、蝶ヶ岳常念岳の今回のルート

 

【1日目】上高地~長塀尾根ルート~蝶ヶ岳蝶ヶ岳ヒュッテへ 

【2日目】蝶ヶ岳ヒュッテ〜蝶槍~常念岳~常念小屋(←今回記事)

【3日目】常念小屋~一ノ沢下山(←今回記事)

 

【2日目】GWの蝶ヶ岳常念岳の山レポ

蝶ヶ岳ヒュッテから見る北アルプスの日の出

いつもはいくら初日の出だろうがぐっすり寝てしまい日の出を見ることはない私。ですが、こんな絶景の山小屋に泊まったら頑張って起きるしかありません。

 

4:30過ぎ、日の出を見るためのそのそと起床。絶景の小屋で周りも起き出すので目が覚めました。上着を着て、すぐに外に出ます。

蝶ヶ岳ヒュッテから徒歩1分で蝶ヶ岳山頂なので、既に多くの人が朝日を待っていました。

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すごい寒いけど、雲のない澄んだ朝の空が見えて期待が高まります。そこにいる全員が同じ方向を静かに見つめるこの空気感、好きです。

4:50 日の出!!

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朝日ってなんでこんなに神々しいんでしょう。綺麗だな~。

朝日が昇ることで、小屋の向かいの槍・穂高連峰の山並みにも光が当たってきました。

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寒いけど、それも忘れて見入ってしまう。。。絵になる光景です。

あちら側の槍ヶ岳とか奥穂の方にも今人がいるっていうのが信じられないくらい真っ白。すごいなあ~

 

日の出を見たら、山小屋に戻って朝ごはん。

小屋の朝食は、5:30~か6:30~で、先着順でした。私は朝あまり食欲がないので持参したものを食べます。

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お味噌汁とかスープとか汁物大好きなので、何でもフリーズドライになってて嬉しい。寒い朝に食べると美味しいです。

 

蝶槍を経由して百名山常念岳

朝ごはんを食べたら身支度をして、

7:05 出発!

4:30に起きたのに出発が遅い・・・いつものことですが、朝のんびりして山小屋がちょっと落ち着いたころに出発しがちです。

 

今日もいい天気!常念岳へ向かって歩きだします。最初はアイゼンなしで。

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瞑想の丘のあたりを歩いて行きます。この辺に雪はついていません。

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常念岳への縦走路ですが、まずは蝶槍を目指します。

蝶槍は蝶ヶ岳の隣にある、尖った槍のようなところ。

蝶ヶ岳ヒュッテから蝶槍までは約40分。今日も大展望の山を見ながら、ゆっくり登ります。

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蝶槍のトップが見えてきました!

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7:50 蝶槍到着!

標高2,764m 蝶槍からの景色も見事です!槍ヶ岳がどこにいても良く見える!

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 ひとしきり写真を撮ったら一旦くだります。

蝶ヶ岳ヒュッテから常念小屋までの縦走路では、蝶槍も含めて3回「登って&くだって」を繰り返さなくてはいけません。

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折角登ったのに。。。くだります。徐々に雪が出てきました。

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この辺でアイゼン装着。雪解けの早い2019年のGWでしたが、蝶槍~常念岳への稜線の一部ではしっかりアイゼンが必要です。

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無風快晴なので全く怖くない、素晴らしい山並みにただただ感動。でも結構汗だく。

 

そしてまたくだります。

スノーボードの斜面もちょっと怖い私ですが、ここは全然怖くありません。横に森があって守られてる感じがするからかな?

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本当に気持ちのいい道なのですが、下ってまたあれを登るのか~~と思うとちょっとうんざりする。。。

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雪焼けが怖いので、雪山ではいつも顔面マスクをしているのですが(バラクラバのライト版みたいなやつ)そのせいで登りはとても息苦しくて辛いです。

マスクの中で自分の息が籠って口の周りなんか濡れてくるし、サングラスは曇るし酸素は薄いし。

かといって、マスクなしで登って、後でお肌がヒリヒリに日焼けするのも女性として絶対に避けたい。

息苦しくない登山用顔マスクがあれば年中使えるし絶対売れると思うんですが。

 

辛くなると歩いてきた道を振り返って、一歩一歩進んでいることを確認します。

それにしても絶景!!!

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こちらは再度の登り中、耐えられず休憩を申し出たところ。

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こんな雪の上を歩くときは、ピッケルではなく体を支えてくれるストックがありがたいです。

そしてまたまたくだる。。。。ここはもう雪ないですね。

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そして!3回目の「登って&くだって」の岩山で、ライチョウに遭遇しました!

↓ この中に1羽います。

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岩と同化して全然わからないですが、拡大するとここに白い冬毛のライチョウが!

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可愛いです!!この時2羽見かけたのでつがいだったのかもしれません。こんな晴天でライチョウに出会えるなんてラッキー♡

 

最後はこんな風に岩をつかんで登るところもありました。

雪ばっかりだったのでこっちの方がいいんですが、アイゼン履いたまま岩登るときの「ガキッ」とアイゼンの歯が当たる感じ(音?)が苦手です。着脱簡単とはいえ岩と雪のミックス登山道はこれが結構疲れる気がする。

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常念岳への最後の登り。

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疲れたけど景色がいいので頑張れます。そして・・・

 

11:45 常念岳山頂に到着しました!誇らしげなトラと共に。

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常念岳は標高2,857m、日本百名山にも数えられるかっこいい山です(語彙力)

山頂には小さな祠があり、祠の向こうには槍、穂高連峰の絶景が広がります。

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余談ですが、2年前のGWに燕~大天井~常念というルートで初めて常念岳に登ったのですが、その時も快晴でした。たった2回ながら常念岳とは相性がいいと勝手に思っています。

そして、GWの常念岳に来るなら今回のルートの方が怖くないのでおススメです。

さて、20~30分ほど山頂でのんびりしたら、また山を下って常念小屋を目指します。

▼振り返って山頂をみる。空いていました。

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この辺はもふもふの雪。12本ツメアイゼンが役立ちます。

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常念小屋は位置的には常念岳を下った鞍部にあるため、山を下りながら小屋の赤い屋根が見えます。

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 常念岳の山頂直下だけ雪はありますが、途中から岩が露出してアイゼン不要になります。

逆方向の常念小屋から常念岳に登る場合、山頂直下の雪が見えないのでアイゼンなしで登っている方もいますが、危険なのでアイゼンは必要です。

 

居心地の良すぎる常念小屋に宿泊

13:15 常念小屋に到着~!近いように見えて山頂から1時間かかりました。。f:id:aotora2019:20190506005819j:plain

こちらが常念小屋の入口。雪の回廊みたいになってます。

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チェックインをしましたが、快晴無風絶好のコンディションのゴールデンウィークなのに、なぜかすごく空いていて、、、ご厚意で個室を3人で使わせていただきました。ありがとうございます!

 

▼通常は個室予約はないようですが今日は我が家。

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GWも終盤だから空いていたのか?10連休で長すぎたから分散したのか?理由はわかりませんが空いているのはありがたい。

 

さて、朝ごはん以来行動食のお菓子しか食べていないため腹ペコリです。まずはお昼ご飯をいただきます!

こちらが食堂。逆光で暗く見えますが、窓の外には山がどーんと見えます。f:id:aotora2019:20190506021034j:plain

お腹空いているのでカレーライス大盛り1,000円を注文。

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ハンバーグもついてました!美味しかった~!

ここの小屋もランチは14時までの営業なので、滑りこめました。

常念小屋は食堂にあるポットのお茶を「どうぞご自由に」スタイルで飲んでよいという素晴らしい小屋です。暖かいお茶が飲めるってありがたい。

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そして、常念小屋は1919年創業だそうで、2019年が百周年の記念の年でした。知らずに訪れた私達に、嬉しい記念品のプレゼント♥

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木札をいただきました~。それにしても百年前からここに建つってすごいですね。

常念小屋の売店はこんな感じでした。小屋スタンプ、しっかりゲットできました。買ってないけど北アルプスマスキングテープとか、オシャレだな~

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お昼食べた後は食堂横のテラスにでてのんびり時間を過ごします。

テラスは窓がない分北アルプスが大展望で見られる特等席です。寒くないうちに。

槍をバックに記念撮影。

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ぬいぐるみを撮りまくる怪しい私達・・・でも空いているので今日は大丈夫。

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夕食はハンバーグでした。美味しかったです。

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ご馳走さまでした!

 

常念小屋情報。

  • 1泊2食 10,000円
  • 1泊夕食のみ 9,000円
  • 宿泊者は水無料
  • トイレの中に着替えスペースあり
  • トイレはボットン式ですが清潔
  • 小屋では携帯電話通じます

 ▼常念小屋公式HP

日本アルプス常念小屋

 

そういえばなぜかトイレの前の洗面スペースの写真を撮っていました。なぜだ??

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鏡がある山小屋はありがたいです。 なんの写真なんだろう・・・

 

【3日目】常念小屋から一ノ沢へ下山

5:00 今日は小屋の朝食をいただきました。

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ちょこちょこと品数がある和朝食。ご馳走さまでした。

朝の澄み切った空気で今日も山が綺麗です。

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3日目は常念小屋から一ノ沢へ下山して自宅へ帰るのみ。名残惜しいけど明日から仕事だししょうがない。

 

一ノ沢の登山口には路線バスなどないので、タクシーを呼んでおく必要があります。

一ノ沢では電波がないため、常念小屋の前でタクシーに配車依頼をしておきます。大体3時間~3時間半あれば下山できるので、小屋発の3時間後に一ノ沢にタクシーのお迎えがきていただけるように電話しました。

タクシー会社の方もこういった電話が多いのか慣れているので、「常念小屋出るとき電話してください。あ、もう出るんですね?わかりました」みたいな感じでした。

 

6:20 常念小屋に別れを告げ、出発!

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常念小屋のテン場はこんな感じでした。

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強風の時は遮るものがないので大変みたいですが、快晴無風だった昨日は快適だったんでしょうね。雪もなかったです。

 

さて、下山はいきなり雪道を下ることからはじまります。スキー場みたいな雪の量です。

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この日は最初からアイゼン、ピッケルです。ストックはしまう。雪が多いので、しっかり足が雪の中に入り、そこまで怖くはありません。まあでも一歩一歩確実に進みます。

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でも時々すってんころりとしてしまい、ピッケルが役に立ちました。

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もう雪解けの季節なので、一部登山道の雪が崩落しているところがあります。

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私達は下山でも暑くなってしまい、上着は脱いで長袖Tシャツだけになってます。これを登る人のいるんだからすごい。絶対登りでは使いたくないと思ってしまう・・・

▼振り返ると結構下ってきたことがわかります。

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下山開始してから1時間ほとで、雪道が終わり、林の中の道になりました。

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かなりハイペースで歩けたみたいです。

足元を見ると春を感じられます。

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これはこごみ??天ぷらにしたい!

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がっしがし歩いて・・・ゴールが見えました!

8:50 一ノ沢登山口に下山完了!

f:id:aotora2019:20190506203235j:plain もうタクシーのお迎えが来ていました。予定より早かったのにありがたい!小屋から2時間30分で下山できました。2年前は3時間だったので短縮してる。

 

一ノ沢より温泉へ。そしてあずさで帰宅

タクシーで「しゃくなげの湯」へ

登山口の看板に標高1,260mの記載がありました。常念小屋が2,460mに位置しているので標高差1,200mをくだってきたことになります。

逆にここを登るのは本当に大変そう・・・

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一ノ沢登山口ですが、自販機もない、電波もない、売店もない、というナイナイずくしですがトイレはあります。ありがたい。

 

タクシーで一ノ沢登山口~しゃくなげの湯まで4,300円でした。

JR穂高駅が最寄の「安曇野しゃくなげの湯」へ。

▼公式ホームページ

安曇野しゃくなげの湯|炭酸泉や家族風呂が楽しめる日帰り天然温泉

2019年時点で日帰り入浴は700円でした。

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単純アルカリ泉で露天風呂もある綺麗な施設です。2日振りのお風呂で汗を流してスッキリできました!

 

しゃくなげの湯とJR穂高駅をつなぐ路線バスもでているので、入る前に時間をチェックしてからがベターです。私達は急いでいたのでタクシーで穂高駅に行きましたが、タクシーは1,900円でした。

 

★おまけ★松本の蕎麦と松本城観光

JR穂高駅から松本まで電車移動し、松本からは特急あずさ号で帰京しました。

松本で乗換の時間があったのでお蕎麦ランチ。駅にある「榑木野」。

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「野菜天ざる」。駅前だし並んでても回転早いお蕎麦屋さんだし、なんといっても美味しいので、松本に行くと3回に1回はここに行きます

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お昼ご飯を食べた後は、まだ時間があるので松本城までお散歩しました。

こどもの日のこいのぼりが出ていました。

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何気に初めてきた松本城。入場せずにお城を見ただけでしたが天気も良かったのでいい散歩になりました。

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GWの蝶ヶ岳常念岳の感想

念願の蝶ヶ岳と素晴らしい眺望の常念岳へ、最高の天気の中行くことができました。

とにかくどちらの山も、目の前に広がる槍、穂高連峰の景色が素晴らしく、危険箇所もないので雪山をはじめたばかりでも楽しめるところです。

私達は上高地から入って2泊3日でゆっくりしましたが、三股からの周回コースなら1泊2日で行くこともできます。

 

今年のGWは行けなそうだけど、またグリーンシーズンに、今度はテント泊で再訪したいです!

 

おわり。

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