【福島】鋭角にそびえる百名山 磐梯山で雪山登山
天気が良かったので急遽、磐梯山(ばんだいさん)に行ってきました!
磐梯山のこと 日本百名山の別名会津富士
磐梯山は福島県にあり、会津富士とも呼ばれる端正な形が特徴の山です。
夏に一度登りに来ていましたが、冬ははじめてでした。
前日に登った西吾妻山のために裏磐梯の温泉に宿泊していましたが
スキー場を挟んでちょうど西吾妻山と反対にある、超近い山だと気づき
前日に急遽突撃を決めました!(地図は持ってます)
日程&登山ルート 裏磐梯スキー場よりイエローフォール経由
日程:2018年3月4日(日)
裏磐梯スキー場のスノートレッカー用セットリフト券(4回分で1,500円)を購入。
スキー場では上りにリフト2回、帰りも同じリフトに乗って下に戻るので
一人当たり4枚ということのようです。
スノートレッカー用という便利なセットが売っているというのは
磐梯山登山のためではなく、イエローフォールという名所があるからです。
朝、昨日ホテルで飲みすぎてお酒が残る頭のまま
まだスキーヤーの少ないゲレンデをリフトで上がります。
リフトの運転開始前に登り始める人は、ここを歩いていくようです。
実際足跡ありましたが、大変そう・・・。
リフトを降り、スノーシュー装着。
この時点で9:12でした。
あの尖った山かな?と話していましたが、実際にはまだ磐梯山は見えていません。
前日に情報収集したところ、スノーシューかワカンがマストのようでしたが
実際来てみると3月だからか、雪が少なかったからか、アイゼンでもいけました。
でもあるならワカンがよい。
まずはイエローフォールを目指し、50分ほど歩きますます。
10:00 イエローフォール到着!
↑こちらです。
あまり黄色くは見えなかったです。
年や氷のタイミングによるのかな?
そして、いよいよ磐梯山へ取りつきます。
磐梯山の山レポ ~強風と絶景、頂上まであと50m
山肌へ突っ込む感じで好きなところから登っていきますが、前日の登山者の踏み跡があるのでラッセルは必要ありませんでした。
いきなりの急登で、若干高所恐怖症の私は足が震える。。
スノーシューから12本爪アイゼンに変えます。
こんな角度のところで、大したことはないのですが(メンバーは余裕)
視界が開けている分、空気に晒されている感がありちょっと怖かった。
これ、高所苦手な人しかわからない感覚だと思うのですが・・・。
振り返って絶景を楽しみます。
見晴らしがいいのは大好きです。
繰り返しますが、
「空気に晒されている感」
「地面と触れているのは足裏の面積だけなのか、心もとないな感」だけが苦手。
それを高度感という。
登りきると一息つけます。
右奥にはこれから登る磐梯山、そして左には櫛ヶ峰(くしがみね)という山が見えます。
↓櫛ヶ峰への稜線。登っている人はいませんでしたが、かっこいい~!
この一息つけるスペースが今回の記事のトップ写真にしている場所です。
高度感を感じながら登ってきて、しかも今回は急遽前日に登山を決めたため
ピッケルを持ってきていませんでした。
おまけに晴天ではあるけどかなりの強風。
そのことに心が折れた私。
「ここで待ってるから登ってきて」と旦那さんと先輩に伝え、
待つことにしました。
二人の姿が段々小さくなります。
ふう~~と、しばらく登っている人を見ていてのんびり休憩していたら
俄然元気が出てきました。
高度感で疲労を強く感じていただけみたいです。
二人が磐梯山へ向けて歩いて行ってから30分後、一人あとを追いかけます。
ピッケル持っている人がほとんどですが
中にはシールを貼ったスキーとストックで登っている人もいるので、危険ということではないのでしょう。
私にとっては結構急ですが・・
途中に小屋があり、休憩している人たちがいました。
それにしても風が強い~
更に登り、頂上直下へ!
ここで下を見下ろした写真。
急な斜面だということ、伝わりますでしょうか。
あ、二人が頂上から戻ってきた!
無事合流できたし、景色も堪能できたし満足した~
ということで、私はここまで。
頂上まであと50mで下山しました。
この景色が見れたんだからもう。。。幸せ!
磐梯山の感想
かなりの強風で「てんきとくらす」情報では登山指数Cでしたが
それでも真っ青な空と、雪をまとった磐梯山の鋭鋒が美しく
心が折れても頑張って登って良かったなと(登頂はしなかったけど)
満足した山行でした。
風のない日にまた来たいです。
帰りは途中で喜多方ラーメンを食べ、車で郡山駅まで送ってもらいました。
無事山を楽しめたことにまた感謝!
★FIN★