今日もポレポレ 女山旅日記

ポレポレとはスワヒリ語で「ゆっくりゆっくり」。山が好きな女子が登山、旅行、美味しい食べものを綴る旅日記ブログ

【東北】山形蔵王でスノーモンスターと樹氷に出会った~ 吹雪と快晴の2日間

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昨年は西吾妻山(にしあづまやま)へスノーモンスターを見にいきましたが

今年は2月に蔵王へ行ってきました!

蔵王連峰の最高峰は熊野岳、標高1,840.5mですがスキー場のリフトを使ってらくらくアクセスができます。

 

蔵王とは ~百名山の一座。宮城蔵王と山形蔵王

東北を代表する日本百名山の一角としてあまりにも有名ですが

実は私、蔵王温泉に宿泊はすれど、山を訪れたことはありませんでした。

 

蔵王は活火山であり、昨年は山頂エリアが立ち入り禁止になっていました。

現在、規制はなく、スノーハイクに訪れることができます。

 

蔵王といえば、夏はエメラルドグリーンの御釜冬は樹氷が有名ですね!

宮城県山形県にまたがるように位置していますが

今回は山形蔵王よりアクセスしました。

 

1日目 蔵王ライザワールドより刈田岳へ ~蔵王温泉宿泊

夜行バスで仙台駅へ。蔵王へ向かう山旅のはじまり

2019年2月9日(金)

仕事の後準備をし、夜行バスで仙台へ向かいます。

3列シートでカーテンもついていて、快適この上なく休めました。

 

2019年2月10日(土)

早朝5時半、仙台駅到着です。

夜行バスで到着が早すぎる場合、顔を洗ったり時間をつぶせる場所を探しておく必要があります。

まだどこも開いていない時間ですが・・

仙台駅東口BiViという駅ビルに、半田屋という24時間営業のお店があったので朝ごはんにしました。

大変種類が豊富なおかずがあり、安いです。がっつり系メニュー揃ってます。

東北では割とメジャーな定食屋さんのようです。

因みにこの時点ではお店の中に女子は私一人・・・気にしません。

 

蔵王ライザワールドより登山開始!

仙台駅で先輩の車に拾っていただき、蔵王ライザワールドへ。

このスキー場から登っていきます。

リフトを2本乗継ぎ、スノーモンスター地帯へ。

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木の枝の形にびっしりと氷がつき、繊細な霧氷が迎えてくれました。

 

リフトを降り、スノーシューを装着。

下界では晴天だったものの、山の上は曇っています。

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天気がイマイチでも、ふかふかの雪の上を歩くのは楽しい!

 

当初、仙人沢の氷瀑を見る予定でしたが、あまりの急斜面に断念。

氷瀑を見に行くにはスノーシューではなくアイゼンもないと無理でした。

 

スノーモンスターと刈田岳への道

気を取り直して刈田岳(かっただけ 1,788m)へ向かいます。

が、ものすごい強風で顔面が痛い ><

 

前の方はブリザードで霞んでいます。

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上山市の看板も埋まっていました。

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スノーシューとストック、-20℃対応の極地用手袋、バラクラバとゴーグル(サングラスではなくゴーグル)

タイツ履いて冬ズボン、更にゲイター

とにかく肌を露出できないので厳重に着込んでいます。

 

寒いというより痛い。ちょっとでている目の下の皮膚が痛い!

でも頑張って来ました。

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御釜は「真っ白世界で見えないね~」ということで諦めました。

 

下山と今日のお宿、蔵王温泉「みはらしの宿 故郷」

本当は、刈田岳~御釜熊野岳まで歩くつもりでしたが

リザードがすごくて撤退しました。

「でも刈田岳来れただけでも良かった、モンスターも(写真では真っ白だけど)いたし!」

と、これはこれで楽しんできた道を戻り、ライザワールドのスキー場ランチを食べます。

 

そして、早めの宿入りでお部屋でのお酒、のんびり温泉を楽しみました。

今日のお宿は、蔵王温泉「みはらしの宿 故郷」さんです。

エレベーターはないのでご年配の方には大変かもしれないですが

スキー、スノボをやる方でしたら問題ないですね。

それと、この歳になっても、色浴衣があると選ぶ楽しみがあって嬉しいです。

 

温泉もすごくいいです。

硫黄臭で殺菌作用がすごそう。芯から温まりました。 

蔵王温泉のピークシーズンでしたが割とリーズナブル、そしてごはんが美味しい!

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芋煮米沢牛舌の上でとろける米沢牛

東北といえば地酒ですが、さすが種類が豊富です。

色々いただきつつ夜は更けていきます。

この日フィギュアスケート観ながら飲んでましたね~

 

2日目 蔵王スキー場でのスノボ予定が・・・予定変更で熊野岳

翌日は蔵王スキー場でスノボがてらスノーモンスターに会いに行きました。

こちら、昨日の比じゃないくらい混雑しており、

樹氷エリアへの長いロープーウェーはなんと1時間半待ち。。。

そのため、スキーリフトを3本乗り継いで行く方が結果的に早くつけます。

 

私はMYスノボを持っていないので、温泉街でレンタルしました。

 

ところが、今日すっごく晴れてる!

「これは・・・山に行くべきじゃない?!」

お地蔵様がいるロープーウェー山頂駅のあたりがスノーモンスターエリアですが

スノボ板をデポし、スノボ用ブーツで歩きました。

 

雪はこのくらい↓

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今年は暖冬のようで、樹氷の雪のつき方は少なかったです。

それでも山頂付近のモンスターは育っていました。

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まず、地蔵山(1,736m)へ。

ここまでは割とスノボ(かスキー)ブーツで歩いてきている人多かったです。

 

見渡すと東北の山々が眺望できます!(名前は覚えていない)

写真右側の斜面にはスノーモンスターがたくさん!

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地蔵山から「行けるところまでいこう」と歩きました。

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エビのしっぽが大きい。

 

歩いていたら、蔵王の最高峰、昨日来るはずだった熊野岳に到着。

絶景!

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蔵王初なので聞いた話ですが、冬にここまで晴れることは珍しいそうです。

そして昨日から一転して無風。

晴天と無風のコンディションで熊野岳まで来れましたが、

普通は地蔵山まででも楽しめると思います。

悪天候だと道迷いして危険だと思います。

 

そして無事ロープーウェー駅に戻り、下りはスノボで。

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私はスノボ下手ですが、樹氷の間のコースという

山好きには堪らないスノボコースで興奮しました!

 

そして車で仙台駅まで送っていただき、新幹線で帰京しました。

 

今回の山旅費用 約43,000円

個人的なメモですが、参考までに費用です。

  • 往路夜行バス 4,800円
  • 1日目 朝・昼食 1400円
  • リフト代(1,2日目合計)4640円
  • 宿代 一人 約15,500円
  • 部屋飲み用ワイン 1,480円
  • スノボレンタルセット(板・靴) 3,500円
  • 復路新幹線 10,100円
  • 仙台駅寿司とビール 約1,700円

と、一人当たり、合計約43,120円でした。

結構使ってしまったと反省。

でも楽しいから遠征はやめられないです。

 

蔵王スノーハイクの感想 ~リフト利用でラクラク絶景に出会う

 今回は雪山ハイクでしたが、リフトが整備されているので

普段山をやらない方でも樹氷やスノーモンスターに出会える

素晴らしいエリアだなと思いました。

 

いつか、山形蔵王から宮城蔵王まで縦走したい!

そして今回見られなかった御釜を見に、再訪を誓いました。

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今日も幸せな気持ちにさせてくれる山に感謝です。

 

★FIN★