【長野】霧ヶ峰・車山と八島湿原残雪ハイク&鷲ヶ峰登山(高速バス&タクシー利用)
■1日目、霧ヶ峰、車山スノーハイク
百名山・霧ヶ峰とは 山の概要
霧ヶ峰というとエアコンを思い出しますが、八ヶ岳中信高原国定公園の中央部に広がる公園です。
百名山であると同時に夏にはニッコウキスゲが咲き乱れる地として有名で、
花の百名山にも選定されています。最高峰は車山(1,925m)で、ここ自体は駐車場から徒歩10分で行けてしまいます。
私はずっとこの「お手軽百名山」の印象が強く、特に興味を引かれませんでした。
ところが、そこにある鷲ヶ峰ひゅってという山小屋(というか宿)の噂を聞き、「どうしても行きたい!」となり調べてみると、スノーハイクができそうだし景色もよさそう、周辺の山を組み合わせると適度に歩行時間もある、ということで一泊二日で行ってきました。
日程・山旅ルート(1日目・車山~蝶々深山~物見岩~八島湿原、2日目鷲ヶ峰)
日程:2019年2月23日(土)~2月24日(日)
行程:車でアクセスする人が多いようですが、車はないので高速バスとタクシーを使いました。
選択肢としては大きく分けて4つの方法があります。
① 新宿から特急あずさで茅野駅へ。茅野から路線バスで車山高原へアクセス
② 新宿から高速バスで上諏訪へ。上諏訪からタクシー利用車山肩または八島ビジターセンターへ
③ は①と②のミックス。往路高速バスとタクシー、復路車山高原からバス、茅野からあずさ利用
④ レンタカー利用
夫婦で行ったため、二人合計での交通費や歩きたいルート、
移動にかかる時間(=疲れ予想)など総合的に考え、②の方法を選択しました。
【1日目】
7:25バスタ新宿発高速バス→10:27上諏訪駅下車(往復割引で片道1人2900円)→タクシー利用(1台5500円)11:05車山肩下車・11:30登山スタート~車山~蝶々深山~13:20物見岩(ランチ休憩)~八島湿原~15:30鷲ヶ峰ひゅって(泊)
【2日目】
鷲ヶ峰ひゅって~鷲ヶ峰登山~往路下山~10:40八島ビジターセンター(タクシー予約済、1台4000円)→上諏訪駅→11:40発高速バス利用(往復割引片道1人2900円)→新宿着
霧ヶ峰高原雪山?ハイクの山レポ
駅のキオスクなどでお弁当など調達可能、駅外にトイレもあります。
こちらで、鷲ヶ峰ひゅってに手配をお願いしておいたタクシーに乗り、車山肩へ。
タクシー利用の山行なんてそうそうできませんが、乗り換え待ち時間がなく楽です。
車山肩に到着し、靴を履いたり準備し、いざ!雪山登山開始!
ですが、、、雪がとっても少なく拍子抜け。本当に今年は暖冬ですね。スノーシューハイクができると思ってこの時期に来ましたが、結局必要なく、冬靴で歩けました。折角持ってきたのだから、とアイゼンで歩きますが、トゥーマッチ。軽アイゼンがベストな状態でした。
因みにここの駐車場にトイレはありません。
わずか15分弱歩き、気象レーダー(ドーム型の建物)がある車山山頂へ。
山頂には車山神社の鳥居と祠もあります。
そこからスキー場ゲレンデ脇を歩きながら一旦くだり、八島湿原方向へ。
蝶々深山(ちょうちょうみやま)
全然雪がありません。
物見岩でお昼ご飯休憩し、更に歩きます。
なだらかなので、山を登るというと語弊があり、高原をハイキングしているというのが正確な表現でしょう。
さっきまでいた車山の頂上の気象レーダーが見え、自分がどれだけ歩いたか仰ぎ見ることができます。
鹿の防護柵を通り、国の天然記念物に指定されている八島湿原(八島ヶ原湿原)へ。
尾瀬のような木道が整備されています。
今は冬景色ですが、ここの夏のニッコウキスゲは見に来たいなあ。
今夜のお宿「鷲ヶ峰ひゅって」
八島湿原ビジターセンターの近くに、今日のお宿「鷲ヶ峰ひゅって」があります。
ここに泊まりたくてわざわざタクシーを使って、日帰りできる行程を2日で組んでやってきました!
とにかく素晴らしいお宿なので、別記事でご紹介したいと思っています。
■2日目、鷲ヶ峰登山
鷲ヶ峰とは 山の概要
正直、今回のプランを決めるまで知らなかった山ですが、鷲ヶ峰(わしがみね)、素晴らしい眺望の山でした!
標高は1,797.3mです。
鷲ヶ峰日帰り登山の山レポ
(再掲)
鷲ヶ峰ひゅって~鷲ヶ峰登山~往路下山~10:40八島ビジターセンター(タクシー予約済、1台4000円)→上諏訪駅→11:40発高速バス利用(往復割引片道1人2900円)→新宿着
鷲ヶ峰ひゅってで素晴らしい朝食をいただき、ゆっくりと支度をしてから出発します。
まずは八島湿原へ降り、そこから鷲ヶ峰へ。
とにかく眺望がずっと良い!
片道50分で歩けるお手軽な山ですが、素晴らしい稜線です。
↑後ろに北アルプスも見えます。
歩いてきた道を振り返ると、八ヶ岳がそびえていました。
幸せな縦走路。。。片道50分とは思えない眺望です。
鷲ヶ峰は第1ピーク、第2ピーク、第3ピークとありますが、一度稜線にでると
このように遠くの山までパノラマビューが広がっていました。
そして山頂へ
このテーブル状の表示が周りの山々の方向を示してくれます。
それにしてもこの、「山に囲まれている」状態ときたら・・・!
中央アルプス、南アルプス、北アルプス、御嶽山、八ヶ岳~蓼科山
これでもか!という位、山の展望に恵まれた素晴らしいところです。
来た道を戻って下山しますが、この日結局すれ違ったのは2組のみでした。
静かな山を楽しめ、自分のペースでゆっくり歩くことが出来ます。
霧ヶ峰に行く方は、是非とも鷲ヶ峰も一緒に登ってほしいです。
■霧ヶ峰、鷲ヶ峰登山の感想
スノーシューをするつもりだったところは当てが外れましたが
冬だからこそ空気が澄んで周りの山々がよく見えました。
霧ヶ峰から八島湿原では思ったより歩くこともできて楽しかったですし、
鷲ヶ峰には特に期待をしていなかったのを反省するくらい、素晴らしい眺望に出会えました。
ここは山というより高原なので、特別な技術を必要とせず、ハイキング感覚で歩けます。登山を初めて間もない方や、普段歩かない人にもおすすめです!
私達も、自分の母親を連れてきたいねと話していました(全く運動しない人たちです)。
そういった意味でも、山に行かない親しい人に、素晴らしい景色を見てもらいたい!
という時に紹介したい場所になりました。
次の時期で書こうと思っている鷲ヶ峰ひゅってと合わせて
お花の時期やクリスマスに、また来たいな~と思っています。
この幸せな稜線をまた歩きにこよう!と思いました。
★FIN★