【山梨】日向山日帰り登山~南ア・八ヶ岳の展望と山頂に広がる白砂ビーチ
2019年11月のこと。黄葉のシーズンに山梨百名山・日向山(ひなたやま)で日帰り登山をしてきました。
他のことに気を取られて長らくブログを更新しないでいたので・・・いつの話?って感じですが、書きかけだったので春真っ盛りの今、秋の山行をあげます笑
日向山は標高的に5月に歩くのもいいと思います!
🍁日向山(ひなたやま)とは
日向山は、山梨県北杜市にある標高1,660mの山。(中略)山頂付近は樹木に遮られているため展望はないが、山頂の西に雁ヶ原と呼ばれる花崗岩が露出したザレ場があり、そこは甲斐駒ヶ岳や八ヶ岳連峰の展望台として知られている。
〈wikipediaより引用〉
ということで、日向山のハイライトは何と言っても山頂付近の白い砂浜!雁ガ原です。
花崗岩が風化して真っ白な砂浜が広がるような、何とも不思議な光景になっているとか。この山頂の砂浜を見たくて計画を温めていました。
位置的には甲斐駒ヶ岳の本当にすぐ隣!日向山自体はそこまで高い山ではありませんが、3,000m峰の迫力を感じられる山です。
🍁日向山登山日程、山行ルート
日程:2019年11月9日
旅はベストシーズン主義なので、低山が楽しく快適な黄葉の時期に合わせて行ってきました。
ルート:尾白川渓谷登山口よりピストン
いつも公共交通機関利用の私ですが、日向山は公共交通だとアクセスが悪く、レンタカー利用にしました。
日向山へ行くのに一番近い登山口は矢立石登山口ですが、ここの駐車場は10台しか駐車できないため、その手前の尾白川渓谷(おじろがわけいこく)駐車場を利用。
こちらは100台駐車できて、お手洗いもあります。
尾白川渓谷駐車場から矢立石登山口までは徒歩1時間。
2017年の台風の影響で道が通行止め箇所があるため、ピストンルートになります。
▼日向山情報
日向山ハイキングコース/富士の国やまなし観光ネット 山梨県公式観光情報
🍁日向山私のコースタイム
▼今回の私のコースタイム
(10:35)尾白川渓谷駐車場 登山口発~(11:38)矢立石登山口~(12:52)日向山三角点~(12:55~13:55)日向山・雁ヶ原(白砂ビーチエリア)でランチ休憩~(14:55)尾白川渓谷駐車場下山完了
🍁日向山の山レポ
■尾白川渓谷駐車場〜矢立石登山口
10:35 尾白川渓谷駐車場でお手洗いを済ませたら出発!
登山口には登山届があるのでここで提出しました。「甲斐駒ヶ岳登山口」と書いてあるけど私達は日向山に登ります。
まずはここから1時間歩いて矢立石登山口を目指します。
黄葉を狙ってきたけど登山口あたりはまだこれからの色づき。木々が屋根になってくれるので木漏れ日の中を歩きます。
最初は散策路くらいの平坦な道です。
尾白川渓谷と登山口との分岐。渓谷も綺麗そうですが、そちらを経由して山頂には行けなくなってしまったので素直に登山口へ。
足元を見ると栗のイガイガが落ちてました~。動物が中身を食べたのだろうか?
実はこの時、道を間違えて行き止まりに着いた・・・というトラブルがありました。分岐の標識を見逃していたみたいで、20分程度タイムロス。
登山口から歩きだして約1時間ほどたち、一度舗装された道路にでました。
この道路を少し登っていくと、矢立石の駐車場横にでます。
■矢立石登山口~山頂
矢立石駐車場は転回も難しそうな狭いスペースでしたが、車が何台か停まっていました。
本当はここに駐車できると1時間短縮できます。まあ尾白川渓谷駐車場から矢立石までの山登りも木漏れ日の中を歩けて気持ちいいのでいいと思います。
いよいよここからが本当の登山。
といっても、「ハイキングコース」とある通り、特に危険箇所もなく、気持ちのいい登りです。11月とは言っても登りが続くと汗が出てくる!
黄色に色づく林の中を歩くのは気持ちがいいですね~。
矢立石登山口からは、この写真のような山頂まであとどれ位かを示す看板がありました。ここは10分の3。まだまだ!
徐々に傾斜が出てきます。林の中を行くといっても、鬱蒼とした樹林帯の中を歩くのではなく明るい木々の中をいく感じ。本当に良いハイキングコースです。
この日は自分含め5人で賑やかな日帰り登山なので、終始話してたせいで結構息が切れました。楽しいから話しながら歩くグループ登山も大好きです。
登りが続くのでそれなりに疲れます。
息が切れたら空を見上げて。黄金色で秋を感じられました。
木の種類が変わると色合いが変化。綺麗です!
山頂が近くなってくるとこんな木が多くなってきます。カラマツかな?
登りが緩やかになることで山頂までもうすぐ!というのがわかってテンションがあがります!
と、三角点への分岐が。この看板から三角点まで1分なのでとりあえず行っておきました。
12:50 特に展望のない場所に三角点がありました。
うん、三角点だね、と確認して引き返す。
先ほどの三角点の分岐から「登山道」の矢印に沿ってまた歩きものの3分でついに景色が開けました!
日向山山頂到着!
■白砂のビーチが現れる山頂〜下山
12:55 山頂碑のある場所に着きました!
雑誌で見かけて日向山に来たかったのですが、念願の白砂ビーチがありました。
標高1,660mに本当に海みたいな白砂が広がっています。そして隣には甲斐駒ヶ岳が聳え、向かいの山並みの黄葉も見える絶景です。
山頂碑で記念写真。
雲はあるけど快晴で山並みが見えます。金峰山や瑞牆山が見えると言われましたが写真には写せず・・
見晴らしは最高です。
丁度お昼過ぎに着いたので、景色を見ながら休憩しているグループが沢山いました。
本当に「山のビーチ」!花崗岩が風化して白い砂浜のようになったそうです。
ひとしきり記念撮影を楽しんだ後、私達もお昼を食べる場所を探してうろうろ。
白砂ビーチは結構広いので左側(甲斐駒ヶ岳側)の方へ歩いて振り返ってみました。
向こうに八ヶ岳が見えています!カメラが広角なので遠く感じますが、肉眼だともっとはっきりと見えました。
意外と子供連れの登山者もいて、賑やかな山頂でした。私達もこの景色を見ながら木陰でお昼休憩にしました。
見下ろすと錦秋。カラマツが黄金色に色づいて、いい時期に来たなあとしみじみ。
13:55 山頂で1時間ほどのんびりしたら、来た道を戻って下山開始。
やっぱり黄葉綺麗だな~。
下りはどんどんスピードがついちゃって、半ば走り降りるように下山。(※木の根っこが張り出してるところもあるので本当に走るのは危なそうです)
通行止めの影響で2019年時点では同じ道のピストンしかできないので、どうしても下りはサクサク下山しちゃいます。
「楽しい登山 マナーから」 その通り。たまに山の中で標語めいた看板ありますよね。
あっと言う間に、矢立石登山口駐車場のところの舗装道路にでました。
ここから再度山道に入り、更に下山。
14:55 尾白川渓谷駐車場に下山完了!
山頂から降り始めて1時間で到着しました。登りは2時間20分かかりましたが、下りは1時間で下山。
そんなに長い山行ではないし、ピストンルートではありますが、山頂で出会った見たこともないような「山のビーチ」と周りの山並みの絶景で満足度の高い山でした。
🍁日向山登山後の温泉「尾白の湯」
温泉の写真はないのですが、日向山の後は尾白川渓谷駐車場から近い「尾白の湯」がおススメです。
尾白川河岸の地下深くから湧き出た温泉はミネラル豊富で、その濃度は温泉法が定める基準値の約30倍と超高濃度、だそうです。
ポカポカが続く温泉だし、なんといっても露天風呂から見える甲斐駒ヶ岳がかっこよすぎて絶景の湯でした。
🍁日向山登山の感想
久しぶりのレンタカー登山で帰りは渋滞に巻き込まれないか心配でしたが、なんとかギリギリセーフで都内に戻れました。
かなり独断ですが、11月の晴れた休みは紅葉、黄葉を探しに登山に行くのがベストな過ごし方ですね。
日向山はそんなに長く歩かないこともあって、登山をはじめたばかりの友人も誘いやすい、グループ登山向きの山でした。
車を返した後は、焼肉で打ち上げ。友人は「日本昔ばなし盛り」という漫画みたいなご飯を食べてました。登山後のご飯は美味しい!
山は楽しいなあ。いい気分で帰りました。(繰り返すけど秋の話ですが!)
おわり。
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